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超古代文明はいかにして滅びたのか…世界の歴史・ミステリー、さらにはUMAなどさまざまな謎に迫るブログ。世界の神話や伝説、ロマン溢れる古代の遺跡にまつわる逸話などもご紹介していきます!時空を旅してあなたもHistoryHolic(歴史中毒)になってみませんか?

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ミュケナイ
Category: ヨーロッパ   Tags: ヨーロッパ  謎  遺跡  伝説  超古代文明  ミステリー  

黄金と伝説に彩られた文明


ミュケナイは紀元前3000年ごろ、同半島を南下してきたアカイア人(最初のギリシア人)が築いた王国だ。この地を中心としたミュケナイ文明は、紀元前1400年ごろ、ミノア文明を吸収かつ破壊し、エーゲ文明後期の中核となった。

紀元前16~前12世紀に最も栄えたミュケナイの遺跡は、巨石を組み上げた城壁に囲まれている。
レリーフ獅子が掲げられた獅子門をくぐると、1876年にハインリヒ・シュリーマンが発掘した円形墓地A、それより後に見つかった円形墓地B、神殿跡、アトレウスの宝庫などを望める。いずれも巨大な切り石を用いた遺構だ。
獅子門
遺跡への入り口 獅子門


なお円形墓地Aからは、黄金の仮面と胸当てをつけた男性の遺体や、膨大な黄金製品などが出土した。そのためシュリーマンは、この墓がミュケナイ王アガメムノンのものだと考えた。
アガメムノンといえば、古来、この地を支配してきたアトレウス家の血筋に連なる王で、その統治のもと、ミュケナイは黄金があふれていたといわれる。彼はまた、トロイア戦争時のギリシア連合軍総大将でもあった。

黄金の仮面
円形墓地Aから出土した黄金の仮面


伝説によると、アガメムノンはトロイアから帰国後、王妃とその愛人によって殺害されたという。
直径約27.5メートルという円形墓地Aは、確かに勇敢なミュケナイ王にふさわしい威容である。
ところが後に、円形墓地Aの建造年代が紀元前16世紀ごろであることが判明し、シュリーマンの説は否定された。
というのも、先に同じシュリーマンが発掘したトロイア遺跡の調査で、戦争が起きたのは、紀元前1230年~前1200年ごろと推定されたからだ。つまり円形墓地Aのほうが古いため、黄金の仮面はアガムノン以前の王のものとされたのだ。

しかし、ここに謎がある。遺跡からは黄金などの財宝のほかに、線文字Bと呼ばれる古代ギリシア文字が刻まれた粘土板が出土しているが、これが人口調査や財宝目録などの事務書類ばかりなのだ。王や王族について書かれたものは、何ひとつない。もちろんアガメムノンの伝説や、ホメロスの『イリアス』の原型となるような記述もない。
ミケーネを真に支配していた人々の正体は、今なお不明なのである。

エーゲ海一帯に君臨していたミュケナイは、さらに広い海域に進出して、交易や略奪などによって経済帝国となったと思われる。そして、ギリシア本土やその周辺ではほとんど産出していない黄金も、エジプトなどとの交易で入手していたのだろう。



画像は、Wikipedia - ミケーネ文明 からお借りしました。



テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー    ジャンル : 謎

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Sakai

Author:Sakai
古代文明や歴史にまつわるミステリーをさまざまな書籍や文献を参考に、ご紹介していきます。ロマン溢れる過去の遺産である、素晴らしき古代文明や歴史のミステリーを一緒に探索しましょう!現代科学を持ってしても不可能なものや建造物。人智を超越した古代文明の謎に迫ります。

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