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超古代文明はいかにして滅びたのか…世界の歴史・ミステリー、さらにはUMAなどさまざまな謎に迫るブログ。世界の神話や伝説、ロマン溢れる古代の遺跡にまつわる逸話などもご紹介していきます!時空を旅してあなたもHistoryHolic(歴史中毒)になってみませんか?

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チャビン・デ・ワンタル
Category: 南北アメリカ   Tags: 謎  超古代文明  巨大建造物  南北アメリカ  

アンデス文明最古の城塞遺跡


1997年、ペルーの首都リマにある日本大使館で、ゲリラによる人質事件が発生した。このとき、当時のフジモリ大統領は、最終的な対ゲリラ作戦を決行。これは外部から大使館まで地下通路を掘り、一挙に大使館内に突入するというもので、「オペラシオン(作戦)チャビン・デ・ワンタル」と名付けられた。
このチャビン・デ・ワンタルとは、実はペルー北部、標高3200メートルのアンデス山中にある古代遺跡の名前なのだ。ではなぜ、古代遺跡の名が対ゲリラ作戦に使われたのだろう。それはこの遺跡の地下神殿の内部に、地下通路が縦横に張り巡らされているからだ。作戦は、まさにこのチャビン・デ・ワンタルの「再現」だったのである。

チャビン・デ・ワンタルは、紀元前900年から同200年ごろの文明だといわれている。アンデス周辺では、ほぼ最古の部類に属するといっていい。だが、時代の古さに反して、遺跡に残された建造物や彫刻は、きわめて精巧で精密なものだ。それはまるで、最初から完璧に完成されていたようでさえある。前途の地下神殿は、複雑な地下通路の最奥部にランソンと呼ばれる高さ4メートル半ほどの神像が立てられているのだが、それ以外にも、通気孔や採光孔、排水溝などが、縦横に走っている。どれがどうつながり、どのような役割をはたしているのか、考えただけで気が遠くなるほどだ。さらに、神殿内部には、なんとも奇妙な頭像がいくつもある。ほぼ円形ともつかないこれらの像は、おそらくは基壇の外壁など、壁にはめ込まれていたのではないかと推測されているのである。太陽が降りそそぐ外壁ならともかく、これが薄暗い地下通路に並べられていたのだとしたら、それがこの世のものとは思えない不気味なムードを醸し出していたであろうことは、容易に想像がつく。もしかするとそれは、この世界と隔離された異界、神の棲む世界の番人のようにも思えたかもしれない。

チャビン・デ・ワンタル 頭像
        外壁にはめ込まれた謎の頭像

実はこのチャビン・デ・ワンタルは、チャビン文明の中心地であると同時に、当時の一大宗教センターだったのではないかと考えられている。残念ながら、チャビン・デ・ワンタルの研究はまだ始まったばかりで、詳しいことはあまりわかっていない。ただ、残された石板や円柱などのレリーフに、戦士やジャガー、コンドルなど、南米でおなじみのモチーフが描かれていることから、南米文化の世界観がここからスタートしたことは、ほぼ間違いない。ここで誕生した彼らの宗教観は、その後のアンデス地方を支配し、約2000年後のインカ文明の興隆期まで、強い影響力を維持し続けたのである。紀元前という、世界の四大文明と比較しても遜色のない時代にこれだけの世界を築いたのは、いったいどんな人たちだったのだろうか。そして、これほどの遺跡を構築した彼らは、いったいどこへ消え去ってしまったのだろう。

チャビン・デ・ワンタル ランソン
          最奥部の主神体ランソン




画像は、WWW.MUCHA-SUERTE.COM からお借りしました。




テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー    ジャンル : 謎

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Author:Sakai
古代文明や歴史にまつわるミステリーをさまざまな書籍や文献を参考に、ご紹介していきます。ロマン溢れる過去の遺産である、素晴らしき古代文明や歴史のミステリーを一緒に探索しましょう!現代科学を持ってしても不可能なものや建造物。人智を超越した古代文明の謎に迫ります。

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