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超古代文明はいかにして滅びたのか…世界の歴史・ミステリー、さらにはUMAなどさまざまな謎に迫るブログ。世界の神話や伝説、ロマン溢れる古代の遺跡にまつわる逸話などもご紹介していきます!時空を旅してあなたもHistoryHolic(歴史中毒)になってみませんか?

キリグア
Category: 南北アメリカ   Tags: 謎  ミステリー  超古代文明  伝説  巨大建造物  南北アメリカ  マヤ文明  

ステラが示唆する2012年12月21日


グアテマラの東端部に位置する古典期のマヤ遺跡といえば、キリグアである。当初、コパンの衛星都市であったキリグアの歴史は3世紀ごろに始まった。そして5世紀に入って、コパンの後見のもと、最初の王が即位して本格的に王朝が始まったのである。
王朝は8世紀半ばにいたって、それまで支配を受けていた強大なコパンとの戦いに勝利し、絶頂期を迎えた。だが9世紀初頭、キリグアの住民たちは、突如として都市を放棄して消えた。その理由は今もって謎に包まれたままである。

ところで、16世紀にジャングルの中から発見された同遺跡の特徴は、なんといっても多くの「ステラ」と呼ばれる石碑と「アルター」と呼ばれる獣形祭壇にあるだろう。ステラには王家の歴史や戦いの記録などが刻まれ、またアルターには神像や異形の獣形文様などが描かれていた。これらがキリグアのみならず、古典期マヤの実態をうかがい知るのに貴重な1次資料となったであろうことは確実だ。ちなみに、ステラの中では771年に建立された「ステラE」が11.7メートルと最とも高い。また、795年に造られた「アルターP」は直径3メートル高さ2メートル。重量は約20トンと推定されている。

アルターP
           獣形祭壇アルターP

だが、なんといっても特筆すべきなのは「ステラC」だろう。これには他と同様、種々の記録が刻まれているのだが、加えてある数字が見られるのだ。それはマヤ文明の始まりを示す数字で、長期暦に換算すると紀元前3113年8月13日。周知のように、マヤには長期暦というきわめて長い暦がある。そして、長期暦では5125年がひとつの周期であり、その周期が終わると、ひとつの時代が終わると考えられていたのだ。この1周期が終わるのが、かの2012年12月21日なのである。

2012年12月21日。マヤの予言として世界中で最も注目を浴びている日付は、このキリグアのステラから出たものだったのである。「その日」がくるまで、このキリグラ発「人類滅亡の日」の告知は、人々の胸に刻み込まれているに違いない。

ステラC    ステラC-2
ステラC 側面に長期暦の始まりを表す絵文字が刻まれている




画像は、「世界の不思議?」探索の旅 からお借りしました。




テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー    ジャンル : 謎

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