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超古代文明はいかにして滅びたのか…世界の歴史・ミステリー、さらにはUMAなどさまざまな謎に迫るブログ。世界の神話や伝説、ロマン溢れる古代の遺跡にまつわる逸話などもご紹介していきます!時空を旅してあなたもHistoryHolic(歴史中毒)になってみませんか?

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デルフォイ
Category: ヨーロッパ   Tags: ヨーロッパ  伝説  歴史  遺跡  

謎のガスが生んだアポロンの神託所


ギリシア本土、パルナソス山南麓のポリスのデルフォイは「アポロンの神託」で知られ、古代ギリシア人の聖地だった。
ポリスの為政者や一般市民、周辺諸国の人々が訪れ、国家の命運や個人的な問題などを解決するべく、預言を頼った。
紀元前5世紀のギリシアの歴史家ヘロドトスの『歴史』によると、ペルシア戦争時にアテナイはデルフォイの預言から、特殊な木造船を造ることを思い立ち、これによって紀元前480年、サラミスの海戦でペルシア軍を破ったという。
アポロンの神像
アポロンの神像


また、アポロンの神託には、巫女が欠かせない。巫女は神殿の三脚台に座って、神託が下るのを待つ。神意は詩の形で下りてきて巫女が言葉にする。神官がそれを人々に伝えるのだ。巫女はこのとき、大地の割れ目から噴き出すガスを吸って、トランス状態にあるといわれる。

デルフォイにおける神託の歴史は古い。言い伝えによると、紀元前2000年ごろ、ある羊飼いが偶然、ガスを吹き出す大地の割れ目を見つけた。これを吸ってトランス状態に陥った羊飼いは、予言を口にした。噂を聞いた人々がこの地を訪れてガスを吸い、予言を聞きあった。それは大地母神ガイアへの信仰につながり、予言は「ガイア神託」として尊ばれるようになった。だが、割れ目に落ちる人々が続出したため、ひとりの女性を巫女とし、安全のために三脚台に座らせて、神託を伺わせるようになったという。

では、神託を下す神がガイアからアポロンに替わったのはなぜなのか?ガイアは、ゼウスやアポロンらのオリンポスの神々より古い世代の女神だ。神話によると、アポロンはガイアの神殿を守る大蛇ピュトンを退治することで、ガイアを追い出し、自ら神託を行うようになった。この新旧の神々の交代は紀元前9世紀ごろのことらしい。

なお、巫女が口にする神意も謎めいたもので、その内容はさまざまに解釈できたようだ。

紀元前650年ごろに建造されたアポロン神殿は地震や火災でたびたび崩壊し、現存しているのは、紀元前366年~前329年に造られたものだ。ただし、これも4世紀末に破壊されたため、現在は復元された神殿のごく一部しか残されていない。

さらに、ガスを吹き出す大地の割れ目だが、神殿跡からはそれらしいものは見つかっていない。

デルフォイ
パルナソス山の斜面にあるアポロン神殿の遺跡




画像は、日刊ギリシャ檸檬の森 WaDa☆フォトギャラリー からお借りしました。




テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー    ジャンル : 謎

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Author:Sakai
古代文明や歴史にまつわるミステリーをさまざまな書籍や文献を参考に、ご紹介していきます。ロマン溢れる過去の遺産である、素晴らしき古代文明や歴史のミステリーを一緒に探索しましょう!現代科学を持ってしても不可能なものや建造物。人智を超越した古代文明の謎に迫ります。

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